☆サトミの「天津留学日記」  第三回 大同(ダートン)に行ってきました☆(^▽^)/ 2004.6.30


ごあいさつ:

九州生まれの福岡育ち、バリバリの九州人でございます!!
去年、一度北京の北京語言大学に日本の大学を通じてセメスターとして留学しました。
が、その時SARS時期と重なってしまって、2ヶ月ちょっとで惜しくも帰国することになってしまいました。 (;■;)
ただ今、天津大学の国際教育学院で中国語を専攻しています。
予定としては来年の1、2月までこの大学で中国語を学ぶつもりです。
留学生活も2ヶ月経ちましたが、本当にまだまだ中国語に悩まされる毎日です。
ここでは私の感じた「中国・天津」を少しずつ綴っていくつもりです。
(あまり頻繁には書けないと思いますが…)
あなたの中国理解に少しでもお役に立てたら嬉しいです☆(^^)☆
ナマエ :サトミ
生年月日:1982.8.2
出身 :福岡県
職業 :福岡の某大学3年生が終わりました
(只今休学中)
■バックナンバー 第一回 第二回



みなさんお久しぶりです☆(^▼^)」
今回は6月の4〜6日と日本人の友だちと2人で大同と北京に小旅行に行ってきたので、それをお伝えしたいと思います☆大同は中国・華北エリアの山西省の一番北に位置します。
内モンゴルと隣りで、北京から少し西です。

「切符を買おう!!」
 天津に来て以来、市外に一歩も出ていなかった私…^^;)今回の小旅行が中国初の火車
(フォチョー・列車)となった。切符は出発する2日前に天津駅まで友だちと買いに行った。天津駅はこれでもかという程人で溢れていて、「北京に行くか?」と聞いてくる客引きや大きな荷物を持って通行人をボーっと見ているおじちゃん、がやがやと世間話するおばちゃんたち、どこも賑やかだ。切符売り場も人でいっぱいで、まずインフォメーションで火車の時間などを尋ねようとするが、周りの中国人は皆列になって並ばないのでたどり着くのも一苦労である。(中国では割り込みなどしょっちゅうで、皆あまり悪気がないようだ
…こちらも強気でいかなければいけません!!>m<)とにかく大同までの火車の時間や座席などをつたない中国語で聞き、切符売り場へ。
中国の列車は快速・特快・普快・普慢と分かれており、一番速く主要駅にしか停車しない快速から各駅停車の普慢とある。切符を購入する際にはこのような@列車の種類A列車番号B日時C行き先D座席の種類E枚数をちゃんと確認して買わなければならない。座席の種類は大きく分けると2種類あり(硬い・軟らかい)座席と(硬い・軟らかい)寝台で、条件が良いほど料金が高くなる。軟らかい寝台が一番料金が高い。
切符売り場は少し高い位置にありガラス越しに駅員のお姉さんが客の要求をパソコンに入力し切符を発行してくれる。ドキドキしながら私が「大同まで!!」と言うと「あ?大同?
いつ?何人だ?席は?」と中国人のいつもの無表情で聞いてくる。お姉さんの言うことが半分しか分からなかったが、パソコンの画面がこちらから見えるのできちんと確認でき助かった=。=;)天津→大同 普快・硬臥(インゥオ・硬い寝台)・2004年6月4日 21:11発!! 

切符
大同行きの往復切符

大同 木塔入口
大同 木塔入口
(佛宮寺釈迦塔)

大同木塔遠景
大同 木塔遠景
第一日目 「初☆火車(フォチョー)」
 当日は夜、天津駅までバスで行った。もう、夜9時近くというのに駅はあいかわらず人でいっぱいだ。駅に入る前に荷物をX線に通す、駅員さんは見ているのやらいないのやら?_?)
初めて入る天津駅は少し明かりは暗いが、広くて意外ときれいだった。長いエレベータで2階に上がると売店にヒゲそり、お土産各種、お菓子、カップめん、水に新聞、雑誌そしてもちろん天津特産麻花☆がズラーッと並んでいた。お腹は空いていないが食べたくなる^。^)》☆いけないいけない^□^)
 駅の待合室はこれまた人でごった返しており、200以上あるであろう椅子は1つも空いてない×O×;)。大きな荷物を持ったおじちゃんやお兄さん、小さい子供や老人づれ家族、いちゃつくカップル…皆どこに何をしに行くのだろう?? 発車20分前になると改札が始まる。
一気に7,80mの2列の列ができ、我先に我先にと後ろから横から押される。ここで私たちが日本語で文句を言うと皆ジロっと見てくる。そんなに見なくても==;)人ごみの中ではコソ泥に気をつけることは必須である!私と友達は2人で互いの荷物によく注意し、助け合い駅のホームまでたどり着いた。 
 切符に書いてある車両まで行き、入り口で駅員に切符を渡すと座席の番号が書かれたカードを渡される。そこで偶然にも同じ大学のタイと韓国の同級生と会った。車両も席も近いため、楽しい車内になりそうだ♪彼らは10人ほどで内モンゴルまで行くらしい^U^)♪
 
硬臥は硬臥というだけあり寝床も枕も硬いが、思っていたより清潔でなかなか良かった
☆私は好きである^v^)上・中・下と3段のベットが向かい合う形になっていて、私たちは中段の寝台であった。道中は同級生たちとお菓子をつまみながら写真を撮ったりして遊んでいた。10時過ぎた頃車内の灯りが消され、金品に気をつけつつ今日は寝ることにした
U。U)zzzZZ


第二日目 「大同だぁ!!」

 翌朝5時15分日本から持って来た携帯のアラームで目覚めた。外は薄明るく、何も建物が建っていない少し寂しい色の大地が広がっていた。トイレに行ったりして下車の準備をしていると、友達がしていた指輪がないことに気づいた。彼氏にもらった大切な指輪である、焦ってふとんを引っくり返し、ベットの隅々まで探した=■=;||。私も床を探してみたが…ナイ!!大同の始まりがこれか!?っと思っていたら彼女のリュックの隅っこに隠れていた。ああ…よかった=o=;2人ともかなり焦った。
 5時45分頃大同到着!!ホームは広く、看板と階段だけがあり、早朝ということもあり少し寂しい感じを受けた。外に出ると、駅の中心には非常に大きなオブジェがあり、周りにはホテルらしき建物や雲岡石屈の仏さんが描かれた大きな看板、駐車場にはたくさんのタクシーっと、あまり田舎という感じは受けなかった。
タクシーのおっちゃん達が「どこ行くんだ?」と近づいてきた。「向こうから近づいてくる人には気をつけろ!」と、友だちなどによく言われていたので、とにかく無視。(実際、どこの駅を訪れてもこの客引きのおじちゃんたちは絶えない)大同を回るにはバスもあるが右も左も分からない時は何かと不便なので、タクシーをチャーターしたほうが便利である。私たちは先に今日の夜北京へ行くためのチケットを先に買いに向かった。その時しつこく一人タクシーのおばちゃんが付いてき、ずっと無視していたがついに根気負けして値段の交渉に入った。「雲崗石屈(うんこうせっくつ)・木塔(もくとう)・懸空寺(けんくうじ)の3ヶ所で4時までに駅に帰ってこれる、チャーター代300元と途中かかる道費20元、全部で320元を300元にしてやるから、さあ行こう!!」と言われたが、韓国の友だちに「チャーター代は停車費、彼らのご飯代、道代全部含めて250〜300元。そして、絶対先に代金を払わないこと!!」と聞いていたので、240元から値切ってみたが、結局それらの内容を全て紙に書かせて270元で話がついた。



タクシーからの風景
タクシーからの風景
「ニホンジンか??」

 赤いタクシーで運転士のおっちゃんと先ほどのおばちゃん、私たちは後部座席に座り、6時過ぎに駅を出発して、一番早く開く懸空寺に向かった。途中おばちゃんは私たちが「あなたたちは韓国人か日本人か?」としつこく聞いてきた。私たちは自分たちが日本人と分かると後でまた金をフッかけられると思い、分からないふりをしていたがおばちゃんはついに自分の手に“日本”と書いて見せて「日本か?日本?分かる?」と聞いてきた。さすがに、もう分からないふりができなくなり「うん、日本人です」と言うと気が済んだのか何も聞かなくなった
*_*;)
街を出ると畑や少し土が顔を出す草原、どこまでも続く杉(?)の木の道、つぶれているレストランにホテルそして緑の山々、映画「マディソン郡の橋」に出てくる田舎とまではいかないが、なかなか中国の田舎☆っという感じで良い景色だった。私は好きである^d^)。
残念だったのがその日に限って雨だったこと…真青の空に緑の草原…見たかったな〜U。U)


「懸空寺(シュエンコンスー)」

それから恒山を登り7時が過ぎた頃、懸空寺に着いた!!雨が降っていたので風が吹くと半袖では寒かった
>M<)。チケット売り場で学生証を提示すると46元が30元と学割がきく☆
そこの職員はみな黒のスーツを着てなかなかビシッときまっていて、良い感じだ。またガイドも頼めるらしく中国語が出来る人は是非頼んでみよう。更に懸空寺を深く理解できることだろう。
英語が出来るかは確かめてません、すいません(_;)壮大な崖に囲まれ、懸空寺は全体的に思っていたより小さく、両端にレストランやお土産屋が200mほど続いている。お土産屋では主に仏像が目に入った。私は懸空寺の絵葉書2枚(4元)と恒山・懸空寺のガイドブック(6元)を買った。どれも安くしてくれなかった…=■=)
レストランは試していないが、外から見た感じ期待はできなさそう…実際どうなのか知りたい。行ったことある方感想お待ちしております^。^)☆途中に人が1,2人通れるほどの小さなつり橋があり、そこを渡るときれいに整備された道が続いている。そこから上を見上げると、険しい崖の上にぶら下がるように懸空寺が建っていた。最初の印象は「あ、思っとったより小さい!!」だった。
しかし、やはり凄い!「あんな崖にど〜やって建てたんだ!?うわー、あんな細い木で支えて」と単純なことだが感心した。本当に北魏末期(6世紀)という時代に今のような技術ももちろん無い状態でどのようにして建てたのだろう?中国の力を肌で感じる−0−)!!!
そしていよいよ懸空寺内部を探検!!探検という言葉が本当に合う寺院である。狭い階段を登ってこっちには何があるんだろう?あっちはどこまで続いているんだろ?と、地元福岡に“忍者村”というアミューズメントパーク(?)があるが、まさにその忍者屋敷を思い出した。黄土色と緑の瓦屋根、赤茶けた木造りの懸空寺は3階まであっただろうか、各階各部屋に様々な大仏さんが祀られていた。緑ベースに赤や青様々な中国らしい色、デザインで彩られた壁、龍が描かれた天井はどれも美しい。少し上った個別の楼閣の中には千手観音も祀ってあった。他にも釈迦牟尼・老子・孔子・三官殿などなど、懸空寺は道教・儒教・佛教の三教殿の大仏さんが仲良く一緒に祀られているとてもまれにみる寺院らしい。
これらの大仏さんは真ん中に穏やかな顔で祀られていてどれも………怖い!!><;)というのは、目や手がなかったり中には首がないものもあった。保存状態はどれもあまり良くない。
他には、お供え物などが乏しい。大体どれも共通して手が欠けていた、何か理由があるのだろうか?見ていて痛々しい>_<;)
懸空寺の他にも龍が口を開けた形の入り口があり、崖の奥のほうに続いている道があったが、残念ながら閉まっており行けなかった。あれは一体どこに続いていたのだろう?_?)見た目は異世界に入り込めそうでステキ☆な入り口だった。
時間が早いこともあってか私たち以外にはまだ旅行者はあまりおらずゆっくり見物でき、結局1時間ほど回っていただろうか。残念ながら雨模様だったが崖に彫られた李白の遺墨通り「壮観」な風景も「公輸天巧」(伝説の名工匠魯班の腕によるごとくすばらしい)と言われている寺院も心ゆくまで楽しめた☆

懸空寺1
懸空寺
懸空寺2
懸空寺
懸空寺3
懸空寺
懸空寺
懸空寺

木塔からの風景
木塔からの風景
文化城下街
城下文化街
カラフルでかわいいお土産の石
カラフルでかわいいお土産の石
木塔前で編物をするおばちゃんたち
木塔前で編物するおばちゃんたち
木塔
木塔
木塔のカラフルな仏像たち
木塔のカラフルな仏像たち

「木塔(ムーター)」
 また、タクシーに乗りガタガタ道をひた走り第2の目的地木塔に向かった。途中は2人とも少し疲れて、車内でうとうと眠ってしまっていた。おそらく1時間もかからず木塔に到着!! 木塔は街の中にある。木塔を中心として黒く重々しい屋根で外観がとても美しい城下文化街が続いており、その周りには小さい飯屋やアパートらしき建物や胡同らしい茶色の家々連なって取り囲んでいる。
城下文化街のおもしろい所が見た目はとても伝統的で美しい街並みなのに各お店で売っているモノは普通の靴や女性服、バック、子供服などなど日常品、中には中国風コンビニなども入っていた^☆^)
 さて、この木塔は高さは67.13mの8角5層で中国で最も古く高い木製の塔として有名で、1056年に創建。
中には塑像(粘土でつくった像?)が安置されている。木塔に入る前の敷地の周りはお土産屋に囲まれており、仏像や毛主席の皿や像、カラフルでかわいい石ころなどが売ってあり中には手相占いの場もあった。
ヒゲが良い感じのおじさんが見てくれます。
機会があったら一度占ってもらってみては^u^♪)その敷地の真ん中では大きな太極図ときれいな顔をした白い仏像が迎えてくれる。
 チケット売り場の横では町のおばちゃんたちが雨を避け屋根の下で編み物をしている、なぜこんな所で編み物をしているんだろう?
でも、雰囲気がとても好きである^。^)
チケットは学割で43元が21元♪学生証に感謝感謝である^。^)♪
そのチケットも青空をバックにしたきれいな木塔が描かれたカードになっている。

 そのチケットを通して中に入ると先ずカラフルで怖い顔をした像がお出迎えしてくれる。
木塔の敷地内は工事をしていたり、まだ芽が出てない花壇があった。また来年の花が咲く頃に行けば、きっともっと美しい境内になっているだろう。
 メインの木塔に入るといきなり目の前に2,30mあるであろう大きな大仏さんが現れる!!
内部は真っ暗!で、一応明かりを灯しているがよく目を凝らして見ないといけない。やはり大きな大仏さんはそこにあるだけで何か大きな力を感じる。私は思いっきり見とれてしまった=。=)〜〜☆
残念ながら写真を撮ってはいけなかった。そこから左にこれまた急な木の階段があり上に登れる。本当に真っ暗で手造りの階段は落ちたら笑い話では済まない。
一歩一歩気をつけて登る。5層の2層(?)目まで上がれ、その層の中心にも仏像さんが安置されている。そこから応県の景色が楽しめる。前には先ほどの城下文化街が一層きれいに眺められる。
横は胡同風の連なる家々が、高い建物がないためずーーっと奥の方まで眺めなかなか壮観である。
 その木塔の後ろ側の“佛”と書かれた門をくぐると小さな敷地内に3つほど小さな建物が建っており、それぞれ中は本当にカラフルでバラエティーにとんだ立派な仏像が10体ほど安置されている。
仏像の状態もなかなか良いので、出来てそれ程経っていないと思う。
それらの仏像は痩せ細り鬼のように怒っているものからふっくら太って満面の笑みでお金を持ってそうなものなどバラエティー豊富で歴史を感じるというよりのも様々な表情の仏像が楽しめるという感じだ☆ガイドブックを買っていないのでそれぞれどんな意味があり安置されているか分からない^^;)そういえば、その中の一番立派な像が祀られている建物で、中国人のおばちゃん3人が1人を囲んで見守っていた。その1人のおばちゃんは目を閉じ右手が規則的に上下に揺れ、たまに言葉を発するのだった。
よくテレビの心霊番組で見る霊が体に降りてきている時のような場面だった。そんな怖いものではなかったが、
こんな異国の地でこんな幽霊系の場面と遭遇するとは……=■=;



「くらげ…??=■=;」
 木塔を見終わってお昼近くになって、タクシーのおじちゃんがまぁ見てみいっというので、ある小さな飯屋に入った。そこでは赤い服が印象的な笑顔で愛想の良いおばちゃんがこれこれっと箱の中から何かを取り出して見せてきた。白く透明で、手のひらより少し大きめのトコロテンのようなものが出てきた。
「ん!?くらげ?」っというのが第一印象で、おばちゃんがしきりに勧めるのでとりあえず1人前(3元)たのんでみた。作り方は実に熟練しており先ほどのくらげ物体を穴の開いたおたまに押し付け一瞬で細かくし(やはりトコロテンっぽい)、キュウリやら油・酢・唐辛子の調味料・中国パセリの香菜などを手早く入れ、はい出来上がり^▽^)
“涼粉”と言う大同ではどこのお店でも見かける日常的なメニューらしい。味は…プルプルとしたくらげに辛酢がかかったっという感じで。まあ、おいしくもなく不味くもなく
=▼=;)
でも、喜んでくれるから^m^;)おばちゃんにはおいしいって言っちゃった☆

「涼粉」を作成中のおばちゃん
「涼粉」を作成中のおばちゃん

雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
「旅って良いな〜」

 先ほどの涼粉をたいらげ、車内でもポテトチップとコアラのマーチを食べても、ただお昼ご飯の準備運動となってしまうオカシな2人の腹は雲崗石屈に着いて更にお昼ご飯を食べることにした。

雲崗石屈の入り口に向かう途中にはお土産屋やカメラ屋・飯屋が並んでおり数はあまり多くない。
その中の一つの飯屋に入った。店は小さめでテーブルと椅子にカウンターには中国のお酒が並んでいる、とてもシンプルなお店である。外からは大仏さんと不釣合いなポップな音楽が聞こえていた。
そこで、茄子とジャガイモの炒め物、中国版の揚げ餅(小麦粉を発酵させて薄く伸ばし円形に整え、鉄板にたっぷり油で揚げ焼いている。バオズやショーロンポウのように中に餡入りのものがある。
日本の「焼き餅」とは全く異なる。山西省の特産らしい)
そして、大同が本場の刀削面(棒状にこねた小麦粉を三日月形の包丁で削って湯に落としゆであげたもの。肉みそやあん、スープをかけて食べる)を頼んだ。茄子とジャガイモの炒め物はさすが中国…どこの炒め物も油に浸かっている、味はまあまあ。刀削面はやはり人の手で削っているだけはあり麺の形がそれぞれ違いおもしろい。中国に来て初めて食べるが、思ったよりコシがあり牛肉が少し塩辛くてまあおいしいかった。
揚げ餅はよく家楽福(カルフール)にも売っており、私たちは天津大学近くの物を食べるのだが、そこのはすごくおいしく、それを想像して頼んだところ形はピザのような大きめの揚げ餅が出てきた。
すこし塩辛かっただろうか、結局私たちは天津大学近くの馴染みの店が一番美味しい!!っという結果に達した。
そこの店員がとても優しく、友だちがこれは何?と聞いたところ一つサービスしてくれた。
黄色い揚げもちに砂糖をつけ食べる、美味しかった。2人で24元。少し高めである。
 そこの店員もおばちゃんも皆温かくて優しく、よく笑ってくれた。
雲崗石屈を見回った後、また寄ったところお湯を出してくれたり、私たちが甘いものはないか?
といったらメニューには良いものがなかったので諦めたらまたサービスで先ほどの黄色い揚げもちと漬物を出してくれた。
本当に笑顔が印象的なおばちゃんと子供たちで、心がポッと温かくなり、旅は良いな〜っと思わせる良い出会いだった。
雲崗骨董品店の隣です♪皆さんも雲崗石屈に行ったら是非是非寄ってほしい!!^0^////
 

「雲崗石屈(ユンガンシークー)」
 腹ごしらえも十分に終えた私たちはついに世界文化遺産・雲崗石屈へ!!
途中物売りのおばちゃんたちをうまく避けながら、チケット売り場に到着☆そこでも学割で60元が30元☆
嬉しい限りである^o^♪チケット売り場のすぐ隣の道が入り口に繋がっており、かわいい狛犬に挨拶しつつ入り口に向かった。こちらでもチケットはキレイなカードで、カードを機械に通して中に入る。
さすが、世界遺産級の観光地というだけあり中国人の観光客はもちろん、欧米系や日本人も少し見かけた。こちらでもガイドが頼めるらしく、中国人旅行客はガイドをつけていた。
それを横で盗み聞きする私たち^皿^)
もちろん、全部聞き取れるわけではない=皿=;)
ガイドはなかなかハキハキとそれぞれの石窟を説明しており、なかなか良い印象。
中国語が堪能な方ならより深く雲崗石屈の歴史・成り立ちなどを理解できると思う。
こちらでも英語が出来るか確かめていないが、たぶん…できないのでは?
 先ほども述べた通り雲崗石屈は世界文化遺産で大同のメインである。主な洞窟は53窟、断崖の砂岩に彫り開かれた像は高さ17mのものから数cmのものまで5万1000もある。
私たちはとりあえず第1窟から見て回った。その中でも最初に感動というか感嘆したものが、“第3窟の後室及北壁西側主佛・菩薩”ここはどうなっているんだろう?
と洞窟の中をおそるおそる入って行くと表情穏やかな主佛・菩薩が見えた。私の文章力ではうまく言い表せないが、とにかく本当にその豊満で温かな表情そのオーラに感嘆した。
この第3窟は雲崗石屈の中でも最大規模の洞窟であり、メインの仏さんは約10m、両端の菩薩も約6.2mもある。
容貌にまろやかな艶があり、体つきは豊満で、花の冠や衣も精密に彫ってある。
私は一番この大仏さんが好きだ!!何と言えば良いのか、本当に穏やかで包容力を感じ、ずっと見ていても飽きない。
というか、逆に守られている感じがする。その包容力は母のような感じだろうかUvU★
 “第6窟の後室東南壁及中心塔柱”は高さ約15m、長方形の石窟の中心に一つ繋ぎの塔があり、その塔四面全てに隙間なく飛天から仏さんが細かに彫ってある。
壁にも釈迦牟尼の誕生からの伝説物語が33もの場面で隙間なく彫られており、私たちはゆっく〜り2周して見て回ったが、その技法が素晴らしい!!まだ見足りない感が残るほどだった。そして見上げすぎて首が痛くなった
^^;イテテテ
 個人的に親近感を持てて好きなのが“第19窟附2窟主佛”である。
彼の右手は胸の辺りで「ヨッ!オッス!」と声をかけてくるような感じで前に向けてあり。
そう考えると表情もそのように見えてきて、私たちはこの第19窟の前で「オッス!!」という格好で写真を撮った☆友だちになりたい!!>▼<☆★☆★オッス!!
そして、雲崗石屈のガイドブックの表紙も飾るほどのメインの仏さんが“第20窟座佛”である。
洞窟の中ではなく完全に屋外に彫られてあるこの第20窟は釈迦が座って居る所であり、高さ13,7m、石面が滑らかで、壮大で雄大な顔をしている。雲崗石屈彫刻芸術の代表作である!!
この仏さんの前では中国の長〜い線香が売られており、前でお祈りしている人や記念撮影をしている人が多い。
写真撮影禁止のものが多かったが、その禁止の所こそ美しい!!
何故か分からないけど、オーラが違うと感じた。その大仏さん一つ一つから受けるオーラがど〜〜〜も違う!!どの大仏さんも表情が良い!!
これは現代の私たちが似たものは造っても、この内から出てくる表情の優しさ、穏やかなオーラまでは出せないと思う。他にも、まだ古代の色がかすかに赤っぽく残っている石窟や、やはり大きい!!と感心する石窟、楽器を持った仏さんの石窟などなど、書き出したらきりがない。
ので、是非機会がありましたら是非ご自分の目でご覧ください!!>▽<★>▼<☆>▽<★おススメ!!
 
こぼれ話?雲崗石屈のトイレ
 飯屋のおばちゃんに連れて行ってもらったトイレは噂に聞いていたドアがなく穴が掘ってあるだけのトイレ
==;‖)しかも外。たぶん、雲崗石屈内のトイレはまだマシだと思うので、できれば中で用を足そう…==;;

雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈
雲崗石屈



「このオヤジ!!―_―メ」
 私たちが車に帰るとタクシーの運転手が遅いじゃないかと文句を言ってきた。「お前たちが4時までに駅に着くように…」とかどうとか、文句を言ってきいきなり態度が悪くなった。
いちお謝るが、そうなるとこちらも気分悪い―_―。まあ、しょうがないと思って駅に向かう。途中観音寺と言う所に止めてもらい、お寺自体はもう閉まっていたので外から少し眺めササッと写真を撮って車に戻った。その途中運転手は「こんな遅れたんだから追加料金を払え」と言ってきた。こちらが強い調子で「あ?何?」と何度も聞き返すと「(中国語が)分からないのか…」とまた黙った。その運転手のオヤジは駅に着いてもまた料金のことを言ってきたが、無視!!また、そのオヤジはヒョロく全く怖くなく、おそらく自分の小遣い稼ぎにちょっと言ってみたという感じだろう。私たちは最初の契約通り270元払ってサッサと別れた。こんなところで…嫌な気分にさせないでくれオヤジよ…―_―メ


「珈琲店♪一休み一休み^_^」
 駅に着いたのが18時前で、列車の時間までまだ時間があった私たちは駅の周りを少し見学して、半袖の私は寒くて仕方がなかったので途中で見かけた珈琲店まで行こうということになり、タクシーに連れて行ってもらった。(後で分かったがこの行きのタクシーのお兄ちゃんはどうやら遠回りしていたようだ…―_―メ)この大同におしゃれな珈琲店♪意外だった。しかし、街だけ見るとそんな田舎でもない。珈琲店の雰囲気は落ち着いていて、値段も普通に高めで、お客さんは金持ちそうな家族連れと現地の若者。店員も少しギクシャクしているが、サービス精神はあった。
中国も変わったんだな〜っと感じながら、私はそこでサンドイッチとココナッツミルクコーヒー(29元)を頼んだ。中国で美味しいサンドイッチを食べたことがなかったが、やはりそこでも美味しくはなかった。ああ…コンビニのサンドイッチが食べたい;_;)。しかし、飲み物は温かく美味しかった^v^)そこのトイレはマシな方だったので、そこで2人とも顔を洗い化粧直しをした。なかなかゆったりでき良い所である、記憶が定かではないが確か「奥?珈琲語茶」と言う所である。一度行ってみては。一休み一休み^_^)。

「サンキュウ★大同!!」
 駅の待合室は相変わらず乗客が多かった!! そして、偉そうにしている軍人を目にした。
ここ大同は軍人が優先される。街の途中途中で軍の施設などを見かけたが、その関係なのだろう。とにかく、また長〜い列の中に揉まれ押され今日ここ大同であったことを思い出しつつ列車に乗り込んだ。大同に別れを告げ!!さあ、次は北京だ!!>▽<////
大同 各地パンフレット
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