☆サトミの「天津留学日記」  第二回 中国での買い物(日常編) 2004.5.28


ごあいさつ:

九州生まれの福岡育ち、バリバリの九州人でございます!!
去年、一度北京の北京語言大学に日本の大学を通じてセメスターとして留学しました。
が、その時SARS時期と重なってしまって、2ヶ月ちょっとで惜しくも帰国することになってしまいました。 (;■;)
ただ今、天津大学の国際教育学院で中国語を専攻しています。
予定としては来年の1、2月までこの大学で中国語を学ぶつもりです。
留学生活も2ヶ月経ちましたが、本当にまだまだ中国語に悩まされる毎日です。
ここでは私の感じた「中国・天津」を少しずつ綴っていくつもりです。
(あまり頻繁には書けないと思いますが…)
あなたの中国理解に少しでもお役に立てたら嬉しいです☆(^^)☆
ナマエ :サトミ
生年月日:1982.8.2
出身 :福岡県
職業 :福岡の某大学3年生が終わりました
(只今休学中)
■バックナンバー 第一回

皆さん、コンニチハ(^▼^)/

日本も夏に向け暑くなっていることでしょう。こちら天津もすでに暑くなっており、今日は天気予報では最高35度と言っていました。
でも、雨があまり降らない分湿気がなく、それ程暑さは感じません。

今回は天津で日用品などの普段の買い物で感じていることをお伝えしたいと思います☆




「デカッ=■=;」

人の生活にかかせない衣食住!その衣と食をほとんどカバーしてくれるのが天津の大型ショッピングセンター
“家楽福(ジャラフ)Carrefour(カルフール)”である。
日本にも関西と関東にはあるらしいが、我が故郷福岡にはなく。宿舎が決まったその日にルームメイトと行ったのが私の初☆家楽福となった。
この家楽福は、本当に明るくてデカイ!そして毎日朝から夜まで人の流れは途絶えず、いつも賑やかである。買い物のときは一瞬天津だということを忘れてしまう程スゴイ☆(☆▼☆)/
天津大の近くには衛津路と白提路の2店舗があり、近くとは言っても自転車で最低10分はかかってしまう。

衛津路の家楽福は3階建てで、白提路は2階建て、食品からに衣服、日用品、テレビ、CD、パソコン何でもそろっており、他に靴屋、お茶専門店、ケンタッキー、クリーニング屋、吉野家、日本式レストランなどの店舗も入っている。
天津大学 キャンパスにて
天津大学 キャンパスにて



カルフール(家楽富)高級菓子売り場
カルフール(家楽福)
高級菓子売り場
カルフール(家楽富)天津名物 「麻花」7.83元!
カルフール(家楽福)
天津名物 「麻花」7.83元!

カルフール(家楽富)一見、商品管理は行き届いていそうだが・・・
カルフール(家楽福)
一見、商品管理は行き届いていそうだが・・・
「物を大切に…」

中国のスーパーやその他商店に行って感じている事は、
お願いだから商品管理を改善してくれ!!
(*■*‖)


家楽福に係わらず、殆んどの商店の商品管理は凄まじく荒い。
まず、買い物カゴはごみが入っていてボロボロ、商品が何故か既に汚れている><;) 、ホワイトボードを買った時は付いているはずの水性ペンが付いていない…;_;)
商品の量が半端ではない、物が多くあふれてしまうとそうなってしまうのだろうが、もっと改善してくれ
;_;)それは店側に限ることではなく、買うお客自身も物をポンポン投げる。物を大切にしましょう!!

「物を見る眼☆」

 しかし、このような状態も悪い事ばかりを生む訳ではない。もう、中国人はこのような状態に慣れているからなのだろう、商品を選ぶ眼が違う!!
袋を開けたりして商品を試し、じっくり時間をかけ自分の目で良い物を選び、分からないことがあればすぐ店員に尋ね、自分が納得するまで買わない。
恐らくその商品は自分で納得して買ったのだから、悪い商品を買うのも自己責任なのだろう。

果物などを選ぶとき、物売りのおばちゃんが「選びなさい」と言う中国語も、ただ選ぶという意味の“選(シュエン)”ではなく、沢山ある物の中から良いもの選ぶという意味の“挑(ティアオ)”を使っている

私はまだこれに慣れておらず何度失敗したことか…
==;)
買い物もとてもエネルギーがいる、真剣勝負なのだ!!
カルフール(家楽富)野菜を真剣に選ぶおばちゃんたち
カルフール(家楽福)
野菜を真剣に選ぶおばちゃんたち

露店の果物屋さん
露店の果物屋さん

カルフール(家楽富)野菜のプライスカードもちろん単位は1斤の値段
カルフール(家楽福)
野菜のプライスカード
もちろん単価は1斤の値段。
カルフール(家楽富)野菜など量り売りのものを量ってくれるコーナー
カルフール(家楽福)
野菜など量り売りのものを
量ってくれるコーナー

「1斤多少銭(ドゥオシャオチェン)?」

中国は量り売りが一般である。野菜、肉、米、お菓子などの殆んど食品が欲しい分だけ買え、とても経済的かつ便利である。
そのとき使われる単位は“斤(ジン)”(1斤=500g)。日本では野菜などちょっとだけ欲しいときも袋詰めで、「こんなに要らないけどしょうがない…」と買わざるを得ない。
私はこの買い方が大好きである☆経済的だが、私は計算が面倒でついつい買い過ぎてしまう^▲^)
そして、露店などは値切ることもできる、私はあまり成功しないが=3=;)たまにおばちゃんがおまけしてくれるのが嬉しい。
みなさんも中国で食品を買う機会があればチャレンジしよう(^0^)/☆

そして、ここでも物を見る眼が試される。トマトもニンジンも直に触ってモノを選ぶ。
私にはどれが良いモノなのかわからないが、おばちゃんは私が手に取った野菜どれでもおいしいっという。
実際当たり外れがあるが、その内勘が効く!!…予定!!
フードコーディネーターになりたいものだ☆

家楽福は値切ることはできないが、色とりどりの野菜、果物、肉…など等がドーンッと豪快に並んでおり、それはそれは壮観である(☆▽☆)行ったことはないがアメリカのスーパーはこんな感じなのでは??
そこから新鮮なものを選んで買うのは楽しく、ウキウキする♪♪(^V^)


「中国人ジカン。日本人ジカン。」

そんなわけで中国での買い物、特に家楽福での買い物はとにかく時間がかかる。
まず、スーパーに行くまでの時間で中国の広大さを恨み>皿<;)商品を選ぶのに時間を取られ、最後にレジの待ち時間にも時間を取られる。レジはとにかくゆっくりであり、急ぐことが全くない。でも、店員は全く気にすることなくゆっくりマイペースを守る。客も特に気にすることなくじっと待っている。
日本とアメリカにに住んでいた中国の友人曰く、
日本のレジはたぶん世界で一番早いのではないか?
とのことだった。
家楽富のレジ
カルフール(家楽福)のレジ
話しが少し脱線するが、中国人の時間の感じ方は日本人と明らかに違うと思う。まず、歩き方が違う。日本、特に東京はみんな何に追われているのかと思うほど、とにかく速い!!

我が故郷福岡でも、エスカレーターで道をふさぐものならば、「何、こいつ。」という目で睨まれる=■=!!
こちら中国の人々はエスカレーターでお客さんはもちろん、店員も歩く人が少ない。ずっと止まって待っている。

他には待ち合わせの時も、日本人ならば大体待ち合わせ時間をきっちり守り、時間にルーズな人は嫌われる。
しかし、こちらでは多くの中国人は時間に平気で遅れてくる、それにまた悪気がないので怒れない。
中国人の友人には「中国人と約束する時あまり“何時?何時?”と聞かない方が良いよ。」と言われたことがある。

私もどちらかと言うとルーズなほうなので大分慣れたが、やはりまだ自分が遅刻しそうになると焦って現場に急行!…しかし、あちらは余裕の顔で待っててくれる。

そして、私はある結論に達した!
「中国人は時間の流れを私たちより穏やかに感じる事ができる大きな心の持ち主なのだ…!UuU」っと!(□V□)

なので、中国人から言えば「日本人は何をそんなに急いでるんだ??」と不思議だろう。
…少し誇張し過ぎ?(^^;)私はどちらが良いのかなんて言うのは一概には言えないと思う。
日本には「少し中国を見習って、そんなに焦らずたまには穏やかに時間を過ごそうよ。」と言いたいし、そして中国には「もう少し、日本の機敏さを見習ってくれ〜!」と言いたい。

しかし、現在の中国の発展スピードを見ると、この“中国人ジカン”もうそう長くはない。「中国人ジカン。日本人ジカン」の差が無くなるのも、そう遠くない−−−。この話はまた今度…^^)
しかし、今はまだ急いでいる時に家楽福は行きたくない>U<;)


2004.5.28
街で楽器を演奏する老人
街でニ胡を演奏する老人
カルフール(家楽富)ネスカフェの特売コーナー
カルフール(家楽福)
ネスカフェの特売コーナー
1箱19.5元。

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